スポットの当て方で変わる?〜せいどのはざま〜

精神保健福祉

どうもびるです。

今回は精神保健福祉士として仕事の中で感じたこと2つを話ししていければと思います。内容としては社会資源(使える制度)について。

1つはお金のこと。もう1つは子育て関連のこと。

1つ目のお金のことについて

障害のある方の中にも自身でお金の管理が難しい方がいます。その理由は様々ですが、そこをフォローする制度というのは

①社会福祉協議会による安心サポート事業(日常生活自立支援事業)

②成年後見制度

くらいしかないような気がします(他にあったらぜひ教えてほしいです…)。

本人との契約のもと、通帳などを社協や後見人等が預かり、本人の考えを確認しながら金銭の使用のサポートしてくれるものですが、明らかに現実的でない出費の際には出さない、ということもできるものです。

ここで(社会的に)問題になるのが本人が後見相当でなく、金銭管理が全くできないが、本人に自覚なく上記の制度の利用も拒否される場合です。

本人としてもゆくゆく支払いができなくなったり、ライフラインが止まったりと困ることがあるのでしょうが、、、。

自己破産をしても理解に繋がらない場合があるため、なかなかお金のことを話しすることも自体もそうですし、ましてや他人に管理してもらうなんてまっぴら!な人も多く、支援が難しいところと思います。

2つめの子育て関連について

昔に比べ、周囲の住民との距離感があり、気軽に頼る、ということはなくなってきていると思います。まず、頼ろうとするのは自身の親でしょうが、みんながみんな近くにいるわけではないし、仲の悪い親子だっている。死別している場合もある。

そんな中で、ファミリー・サポートなどの事業があるけれども、お金がない家庭は使いにくかったり、と課題がある。

制度を作ることで世間一般で言う、普通の家庭には使ってもらえる制度設計ができているけれども、そこに含まれない特に困っている人たちに届かない制度となってしまっているのが非常に残念に感じる。

大変な状況にある人に焦点を当てて制度を作ると、その他大勢もより利用しやすい制度になるのではないかなーって考えた日でした。

役所に相談して「それは対応してません。できないんです」と言われることこそが必要なサービスなのでは?と思うので、そういった声を集めるような仕組みもあればいいのにな。

もっととんがったサービスがあってもいいんでないかな。

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