精神科病院への入院〜どんな状態なら入院?〜

こんにちは びるです

日常生活で、精神的な不調や周囲の環境のストレスでしんどくなってゆっくり治療を受けたい、どこかに避難したいと思ったことはおありでしょうか。

今回は精神科病院への入院についてどんな時に入院の相談をするべきかという点でお話をします

私も仕事上、色々な方の入院相談を聞いてきました。それを踏まえて、入院する人の状態は結論から言うと精神科治療が必要な人なら誰でもです。

正しく補足すると「入院したい本人が希望し、医者が入院該当の判断をすれば誰でも入院可能」です。

入院するには入院環境のある病院で診察を受けて入院の希望を医者と相談してもらえればよいです。

困っている方は入院環境のある病院に相談してみてください。

今は国の方針で早期退院(おおよそ3ヶ月程度)をするように定められていますし、自分から入院した場合は退院したいと言えば引き止められないので、不当に入院させられ続けることはないので安心してください。

もう少し詳しく知りたいという方は以下で精神科への入院について詳しく触れていきます。

どんな状態なら入院できる?

まず状態ですが、上記の通り精神科の治療が必要な人なら可能です。具体例にはこんなものがあります

・お腹が痛いことが長く続いていて、内科には問題ないと言われたけど、一日中寝込んでおり家事ができなくなった

・家族と折り合いが悪くなって、一緒にいるとしんどく気持ちが参ってしまい、何も手につかない

・幻覚症状から家族が大きな声で叫んでいる       など

精神科に入院して来られる方は事情はさまざまですが、入院できるかのポイントは以下です。

  1. 精神科治療で改善する見込みがあるかどうか  
  2. 通院治療では難しいか(介入に時間がかかる、在宅生活困難、命の危険性がある、など)

入院環境は?

精神科病院のホームページなどをみたり、実際に病院に相談して尋ねるとPSWが病棟案内や病棟の様子を教えてくれたりしますので、具体的なことはそちらをみてください。一般的な環境について下記でお伝えします。

費用について

費用は月10万円前後になることが多いですが、収入によって幅は広いので参考程度に。

入院時には高額療養費制度を案内されると思いますので、ご活用ください。

お部屋について

個室、4人部屋、隔離室、ストレスケア病室など種類があります。

個室、4人部屋はイメージがつくかと思いますので、隔離室、ストレスケア病室についてお話しします。

  • 隔離室

隔離室は病状が不安定な方で自分を傷つけてしまったり、他者に危害を加えてしまう可能性がある場合に医師の判断で入室する部屋です。症状が軽快すれば4人部屋へ移ることになります

  • ストレスケア病室

ストレスケア病室は休息目的で入室できる場所です。積極的な精神科治療をすると言うよりは療養するための場所であり、日頃接しているストレスから一時的に離れることができます。

精神科特有ですが病棟自体が閉鎖病棟になっていることが多く、主治医の許可がないと病棟から外への出入りができません

携帯電話が持ち込めなかったりする所もありますので、入院を考える場合は環境について事前に尋ねてみましょう。

入院中の過ごし方

週に何度か医師の診察を受けながら治療をしていきます。

作業療法やSSTなどの退院のためのプログラムなどが週に2、3回実施され、必要があればPSWとの面談もあります。

入浴は週に2、3回のところが多いようです。洗濯もコインランドリーがあります。

生活習慣を整えることが精神の安定にも繋がりますので、起床、就寝は決められています。

それ以外は持ち込みができるかどうかにもよりますが、基本的にあまりすることがない、療養に専念できる環境です。

まとめ

と、簡単に精神科病院には自身が希望して医師が入院と判断すれば入院できること、入院環境はフリーな時間が多い療養に専念できること、などをお伝えしました。

もし、しんどくなった時には相談してみてください。まずは通院の相談からでも。ご家族に精神疾患をお持ちの方にも参考になれば幸いです。

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